訪問診療の流れについて
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1、ご相談
当クリニックに直接ご連絡ください。 ご本人様やご家族様、ケアマネージャー様、どなたでも結構です。 -
2、事前打ち合わせ
患者様が入院中の場合は、退院に合わせて「退院前カンファレンス」をさせていただきます。 ご自宅で療養中の場合は、お電話にて打ち合わせおよび初回予約させていただきます。
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3、訪問診療の開始
初回の訪問時に、保険証(健康保険・後期高齢者医療保険・介護保険など)や、各種医療証、福祉給付金資格者証、身体障害者手帳、等の確認とコピーをさせていただきます。
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4、定期訪問
病状に合わせて、訪問回数(月2回〜)や訪問間隔を調整しながら定期的にお伺いします。 ※その際、前日に看護師より訪問時間のご連絡および病状確認のお電話をさせていただきます。
お薬につきましては、院外処方形式をとっています。 訪問時に処方箋をお渡ししますので、お近くの調剤薬局でお受け取りいただくか、調剤薬局から配達してもらうことになります。
FAQ よくあるお問い合わせ
費用はどれくらいかかりますか?
在宅患者訪問診療料(同一建物居住者以外) |
888点 |
(1回あたり) |
在医総管(機能強化在支診等・病床有・難病等月2回以上・1人) |
5,400点 |
(1ヶ月あたり) |
在宅緩和ケア充実診療所・病院加算(在医総管)(1人) |
400点 |
(1ヶ月あたり) |
「888点×訪問回数分 + 5,800点」が、ひと月の点数の基本になります。
診療報酬(医療費)は、1点が10円で、点数×10円で算定された金額のうち、負担割合(3割、2割、1割)に応じて自己負担分をお支払いいただきます。
※別途、交通費(1回500円〜)をいただきます。
費用のモデルケース
どのような方が対象ですか?
NICUから退院した赤ちゃんや末期ガンの患者様等、年齢・状態にかかわらず可能な限り対応させていただいております。 各種医療機器をご使用されている患者様も対応させていただいております。
現在訪問診療を行っている方の年齢は、1歳〜100歳 です。
どのような治療ができますか?
下記の治療に対応しています。
- 経管栄養
- 管を通して栄養を入れます。
- 胃瘻(胃ろう)
- 胃壁と腹壁に穴を開けてチューブを取り付け、外から直接胃に栄養剤などを注入します。
- 経鼻胃管
- 鼻から胃までチューブを入れ、流動食を流します。
- 中心静脈栄養
- 心臓の横の太い血管にカテーテルを入れ、そこから栄養の点滴をします。
- 人工呼吸器
- 機械を使って人工的に呼吸(換気)させます。
- 気管切開
- 喉に穴を開けて管を入れ、呼吸や分泌物の吸引をし易くします。
- 酸素
- 機械を使って不足している酸素を補います。
- 疼痛管理
- 麻薬による痛みのコントロールをします。
- 褥瘡処置
- 床ずれのケアをします。
- 輸血
- 不足している血液成分を血液製剤の点滴で補います。
- 腹膜透析
- 働きが低下した腎臓の代わりに機械を使って老廃物を除去します。
- ストーマ(人工肛門)
- 人工的に作られた排泄口から排泄します。
- 抗がん剤治療(投薬)
- 抗がん剤を用いてガンの治療をします。
- 腹水濾過濃縮再静注法(CART)
- 腹水を採取し、濾過→濃縮の処理を行った後、点滴で身体に戻します。
※上記以外の治療に関してはお問い合わせください。
現在訪問診療を行っている主な疾患
- 癌(末期を含む)
- 呼吸器疾患による慢性呼吸不全
- 脳出血・脳梗塞の後遺症
- 難治性腹水
- 貧血
- 関節変形や骨折後遺症
- 脳性麻痺等の障害